2018年1月に開催されたVリーグでは男子史上最年少デビューを果たし、チーム最多の26得点をあげたことで一躍全国区の選手として注目を浴びるようになった西田有志選手。
2018年5月には中垣内監督率いる日本男子バレーの代表選手にも選ばれ、当時はまだ19歳。
当初から次期エースと言われるほど期待が高く、ワイルドさが魅力的で試合中は特に注目され続けている選手のひとりです。
そんな彼はいったいどんな選手なのでしょうか?
そんな気になる男子バレー西田有志選手の生い立ちや強さの秘密、そして型破りと言われている性格についても紹介していきます!
目次
西田有志選手の生い立ちは?
無事に21歳迎えることができました❗️
これから多くの苦労があると思いますが、笑顔で前に進んでいきます❗️
何もかもやってみて、肌で感じて成長する1年にしていきたいと思います❗️
これからも応援よろしくお願い致します😊😊 pic.twitter.com/n1ey1u1hmX— 西田 有志 (@volleyball1301) January 30, 2021
名前 | 西田有志(にしだゆうじ) |
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生年月日 | 2000年1月30日 |
出身地 | 三重県いなべ市 |
出身校 | いなべ市立大安中学校/三重海星高等学校 |
身長 | 187cm |
血液型 | O型 |
趣味 | 車/映画鑑賞/買物/貯金 |
特技 | バスケのアリウープダンク |
好きな食べ物 | 肉 |
兄弟 | 姉(8歳上)/兄(6歳上) |
所属 | ジェイテクトSTINGS |
まずは西田選手のプロフィールから紹介!
兄と姉がバレーをしていたのがきっかけとなり、5歳のときからバレーを始めます。
子供の頃の夢はVリーガーになることで、小学校のときは大安バレーボールスポーツ少年団に所属。
中学時代は中学校のバレー部と海星高校バレー部の指導者が率いるバレークラブ「オーシャンズ」を掛け持ちしていました。
中学のバレー部はバレー経験者がいない環境でしたが、自分がチームのメンバーに指導することでバレーのプレイ中の視野が広がったようです。
その経験は自分のプレイを客観的に見れることにつながり、中学2年のときには全国中学バレー大会の三重県選抜チームに選抜!
その活躍が注目されバレー強豪校である星城高等学校から誘われるも、それを蹴って地元の三重海星高等学校へ進学。
高校時代にアジアユースバレーボール選手権の選手に選ばれ、2017年に開催されたユース世界選手権で日本は見事優勝!
しかし、そこであまり活躍ができなかった西田選手。
また強豪校である三重県立松阪工業高等学校には勝てず、2017年にインターハイに出場したものの、高校3年間で春高バレーには一度も出場することができませんでした。
Vリーグで戦うという新たな目標を持ち、高校卒業後はプロのバレー選手の道へ進むことを決意。
そんなとき西田選手のお兄さんの一言で、ある社会人バレーチームに興味を持つことになります。
三兄弟さすがや!
おもろすぎる笑笑 pic.twitter.com/sUZTZzPpSh— 西田 有志 (@volleyball1301) December 25, 2016
西田選手と6つ離れたお兄さんはトヨタグループに属する機械自動車部品製造会社であるジェイテクトに勤務。
会社にバレーチームがあることを教えてもらったことがきっかけで、高校3年生のときに高卒内定選手として愛知県刈谷市を拠点とするジェイテクトSTINGSに入団。
2018年1月6日に行われたVプレミアムリーグ公式戦(ジェイテクトVS堺ブレイザーズ)が西田選手にとってプロとしての初舞台に!
まだ高校を卒業する前で高校生選手として出場したことでも話題となり、いきなりスパイク決定率70%記録とチーム最多の26得点を叩き出します。
この鮮烈デビューはバレー界で一躍注目を浴びる存在となり、その後は日本男子バレー選手にも選ばれ、期待の次期エースとしてさらに注目が高まっている選手です。
西田有志選手の強さの秘密は?
西田選手のポジションはオポジット。
オポジットとは別名スーパーエースとも呼ばれ、大きなジャンプ力と強烈なスパイクが要求されるバレーのポジションの中でも花形的存在!
このポジションはセッターの対角に配置することが多く、左利きの選手が多い傾向にあるようで西田選手も左利き。
そんな西田選手の強さの秘密は3つあげられます。
強烈なスパイク
西田選手の強さの秘密のひとつが速さのある強烈なスパイク!!
西田有志選手のスタッフ用のアカウントを作成いたしました。
こちらのアカウントでは西田選手に関する情報などを発信して参ります。写真提供 : ジェイテクトSTINGS pic.twitter.com/bisszbIIp1
— 西田有志Staff (@Staff_Nishida) July 7, 2021
空中にボールが上がってから打つまでのタイミングがとにかく速い!
ブロックするタイミングが非常に難しくなるため、相手チームにとっても脅威の存在に!
また西田選手はスパイクが速いだけでなく、スパイクする方向を確実にとらえているところも素晴らしい。
世界的に見ても彼のスパイク技術は優れており、ここぞというときに得点を決められる選手としても高く評価されています。
状況に応じて瞬時に相手の隙きをつき、チャンスをものにするという並外れた反射神経を兼ね備えているのも強みです。
驚異のジャンプ力
西田選手の身長は187cmもありますが、バレー選手としては小柄な方。
そんな西田選手の魅力が大きなジャンプ力!!
両手でバスケットのダンクシュートが決められるという驚異のジャンプ力!
バックボードにボールを当てて跳ね返ったころをキャッチしてそのままダンクすることができ、これは彼の得意技のひとつにもなっています。
相手のブロックのさらに上にいけるほど凄まじいジャンプ力で、身長の高さを見事にカバー。
最高到達点は346cm!!
ただジャンプ力が凄いだけでなく彼の場合はジャンプするタイミングが非常に上手!
勢いのある絶妙なテンポの走り出しでトスに飛びつくことで、その後に打ち出すスパイクの威力をさらにパワーアップさせています。
弾丸サーブ
さらに西田選手の強さの秘密であり魅力になっているのが思いっきりのいいサーブ!
勝負所であっても強いサーブで攻めていく姿勢は、強豪イタリアの監督からも絶賛されるほど。
失敗を恐れずにどんなときも逃げずに真っ向勝負するという意気込みは称賛に値します。
メンタルが強いのも彼にとっては最大の武器かもしれません。
高校時代はリベロの経験もあることから守備としても評価が高く、攻撃と守備の両方ができるオールラウンドプレイヤーとしても期待されています。
西田有志選手の型破りの性格とは?
通常日本バレー代表の経歴を見ると強豪校出身者が多いのに対し、西田選手の経歴はバレー選としては珍しく強豪校とは無縁の地元の学校出身者です。
もちろん中学時代から既にバレーの実力を兼ね備えていたので、強豪校である星城高等学校からも誘われるほどでこの頃から既に注目を浴びる選手でした。
それなのになぜ断って地元の学校に進んだのでしょうか?
なぜなら本人は強豪校自体に興味がなく最初から強いとわかっている学校に属しているよりも、レベルが下の学校から這い上がっていった方が楽しいと感じていたようです。
学校の名前は強くなれば後からついてくるわけで、強豪校という名前にはこだわりたくなかったんだとか。
この頃からしっかり自分の考えを持ち、そのまま自分のやり方でVリーガーと日本代表にまで昇り詰めるなんてカッコよすぎです。
見た目はパワフルでワイルドな印象で、試合のプレーの様子からも物怖じしない性格なことが感じ取れます。
しかし、意外と神経質な部分もあるようで、考えすぎて自分をダメにしてしまうところもあるんだとか。
また好きなことはとことん興味が尽きず、父親譲りのマニアックで男らしい性格の持ち主だそうです。
本人曰くボジティブだけど寂しがり屋な面もあり、3人兄弟の末っ子というのも関係しているのかもしれませんね。
西田有志選手の過去のテレビ出演動画や画像は?
西田選手がこれまでに彼が所属するジェイテクトSTINGSがある愛知のテレビ番組やスポーツバラエティー番組に何度か出演されています。
アス友(中京テレビ)
こちらは2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックや世界を目標にする選手にスポットライトを当てた番組です。
2018年11月24日から始まり(毎週土曜日23時~)、司会はタレントのヒロミさんとお笑い芸人のみやぞん。
西田選手は2018年12月15日にこの番組に出演されています。
ヒロミも大興奮!三重県出身、全日本バレー 驚異の新人も取材しました!#アス友 #ヒロミ #みやぞん #西田有志 #ジェイテクト #全日本バレー pic.twitter.com/eKD2aS2nvq
— 中京テレビ「アス友」 (@ctv_asutomo) November 6, 2018
どんな先輩にもため口で話すことで盛り上がり、ヒロミさんに鋭いツッコミを入れられていました。
また歌手の尾崎豊さんが好きでカラオケでもよく歌っているんだとか。
他にも貯金が趣味なことや、生後6ヶ月で体育館デビューしたことなども紹介されていました。
Spoken(メ~テレ)
こちらは月1で地元アスリートを紹介するタレントの伊集院光さんが司会を務める深夜番組で、2019年5月10日の回に出演されていました。
🌜深夜 1:34『#Spoken!』
🏐男子バレーボール界の新星 #西田有志 に #伊集院光 所長が迫る!
⚽#名古屋グランパス のルーキー #相馬勇紀 のサッカー人生とは?
🤽♂️ハンデを武器に変えた男子円盤投げ日本記録保持者 #湯上剛輝 に密着! pic.twitter.com/wDI6AKBO7c— メ~テレ (名古屋テレビ/メーテレ) (@nagoyatv_6ch) May 10, 2019
番組内では中高ともに強豪校にこだわらず地元の学校に進学したという、バレー代表選手としては型破りの経歴があることが話題に。
今でもバレーを続けられるのは小学時代に恩師に言われた「あせるな、くさるな、あきらめるな」という大切な言葉があるからなんだそうです。
2020年の東京オリンピックに向けての意気込みも語っていました。
炎の体育会TV(TBS)
2018年9月1日に放送されたTBSの【炎の体育会TV】に日本男子バレー代表選手のひとりとして出演されていました。
エースの石川祐希選手と当時キャプテンの柳田将洋選手と100秒で相手コートにある15枚の的をスパイクで打ち抜くという超難関な競技に挑戦!
結果は12枚でそのうち西田選手は柳田選手と同じ6枚打ち抜いていました。
まとめ
以上、男子バレーで注目され続けている西田有志選手についてお伝えしました。
強豪校出身にこだわらずに、自分のペースで着々と実力をつけていったその姿勢にあっぱれです。
バレーの基礎がしっかり体に染みついてるからこそ様々な強さを兼ね備え、今後の日本男子バレー界を引っ張っていく存在になるかもしれません。
西田選手のさらなる成長に期待していきたいです。