ドラマ【テセウスの船】は主人公田村心(竹内涼真)が過去にタイムスリップして、過去と未来を変えるファンタジーサスペンス。
過去から現代に戻り、再び過去に戻ることになった心。
そこで物語の後半の要ともなるある男性に出会います。
その人物こそが加藤信也!!
そして加藤みきおとはいったいどういう関係なのか?
この記事では原作ネタバレから加藤信也の正体と、この人物と加藤みきおとの関係について解説していきます!
但しネタバレを知りたくない方はご注意ください!!
【テセウスの船】加藤信也と加藤みきおの関係は?
過去に再び戻ってきた心は鈴の同級生加藤みきおの行方を探すことに。
心が戻ってきたのは連続毒殺事件が起こる数日前。
なんとしても事件を阻止しようと、みきおの居所を探しますがなかなか見つかりません。
みきおは家庭の事情で祖母と二人暮らしでしたが、祖母が入院することになったため、身寄りのなかったみきおは数日前に町の施設で預けられることになったのです。
心が過去に戻ってきたときは既にみきおは引っ越した後でした。
しかし、みきおが預けられた施設に行くともうそこには彼の姿はなく、叔父と名乗る者が引き取ったというのです。
その名前が加藤信也!!
施設の職員には自分たちはこれから祖母の入院している病院へ行くと告げますが、病院へ問い合わせてもそのような人物は訪れていなかったのです。
じゃぁいったいどこへ行ってしまったのか?
一番みきおのことをよく知っている担任の木村さつきに叔父の存在を尋ねたところ、そんな人物は知らないと返答。
つまり加藤みきおには祖母以外の身内はいなかったのです。
加藤信也と加藤みきおは出会ってすぐに意気投合し、ある計画を実行するために行動を共にしていきます。
知らない人が突然自分を引き取りに来て、赤の他人と出会ってすぐに打ち解け合えるなんておかしいですよね?
しかも相手は大人です。
知らない大人が突然現われたら当然警戒し、打ち解け合うにはそれなりに時間も必要になるハズ!
しかし、最初から加藤信也に心を開いている様子から全くの他人とは思えません。
- 出会ってすぐに意気投合
- 加藤みきおは加藤信也に完全に心を開いている
以上のことからは、加藤信也と加藤みきおの間には何か強い絆のようなもので結ばれていることがわかります。
【テセウスの船】加藤信也の正体は誰?タイムスリップが鍵?
加藤信也の正体を知る上でタイムスリップが鍵となってきます。
- 加藤信也と加藤みきおは物事に対する感じ方や考え方がほぼ同じ。
- 出会ってすぐにお互いに心を許し合える存在になっている。
この2点から導き出された答えは2人は同一人物であるということです!!
2人が同じ人物であるのであれば、出会ってすぐに心を開いていたことにも納得がいきますよね。
つまり過去の世界に同一人物が2人いることになってしまっていたのです。
- 大人加藤みきお
- 少年加藤みきお
よって加藤信也の正体は大人の加藤みきおだったことが判明します。
なぜこのような不思議なことが起こってしまったのかというと、それはすべてタイムスリップが原因。
心がタイムスリップする前、加藤みきおも近くにいました。
そのまま心と一緒に過去に戻ってしまい、お互い別々の場所にタイムスリップしていたのです。
大人みきおが過去に戻るとそこに少年みきおの姿がありました。
そして自分の正体や未来で起こることを話すとすぐに状況を理解し、その後2人は行動を共にし、ある計画に向けて動き出そうとするのです。
▼原作ネタバレから最終回結末をわかりやすく紹介!
【テセウスの船】加藤信也が過去に戻りたかった本当の理由とは?
加藤みきおはずっとタイムスリップの存在を知っていました。
なぜなら心が捨てたハズの事件が書かれた未来ノートを持っていたから。
心は最初に過去に戻ったとき、このノートを手がかりにこの村で起こる不可解な事件を食い止めようと奮闘します。
しかしその行動を不審に思った金丸刑事に、一連の事件の犯人容疑をかけられてしまうのです。
自分が未来から来たなんて信じてもらえないと思った心は、証拠隠滅のために自分が持ってきたノートと運転免許書を谷底に捨てます。
心はそのまますぐまたタイムスリップして現代に戻ることに……。
しかし、捨てたハズのノートはその後加藤みきおの手に渡ってしまい、彼は未来で何が起こるのかを知ってまうのです。
そして心が未来から来たことも!
心が現代に戻ると色んな過去が変わっていました。
そのひとつが連続毒殺事件!
みきおがノートを見たことで、事件の内容が変わってしまっていたのです。
そのせいで未来も大きく変わりますが、みきおが本当にほしいものは手に入ることができませんでした。
みきおはそんな現実に納得ができず、全ては自分の責任であると感じます。
そして過去に戻ることができるのであれば、今度は本当に自分がほしいものが手に入るかもしれないと希望を持ち始めることに……。
そのためどうしても心からタイムスリップする方法を聞き出す必要がありました。
心が未来から来たことを知ったみきおは、その後東京の心の自宅にダイニングメッセージとして不気味な絵を送りつけてきます。
心の住所を知っていたことから、おそらく捨てたはずの心の運転免許書もみきおが持っていたことが伺えますね。
ではみきおが本当にほしいものとは何だったのか?
それは純粋な心を持ったままの鈴!!
自分が起こした事件で父親を犯人に仕立て上げてしまったことで、鈴は不幸になり自分が好きになった鈴とは別人になってしまっていたのです。
もう一度自分が愛したあの頃の純粋な鈴を取り戻すことこそがみきおの最大の願い!!
過去に戻ってきた大人みきおはある考えが浮かびます。
そんな大人みきおの言葉を聞いて少年みきおが釘をさしてきます。
考え直した大人みきおはその後少年みきおと協力して、心と文吾を消す新たな計画を立てるのでした。
- 純粋な心のままの鈴を取り戻す
- 心と文吾を消す
そのために自分が加藤信也として全ての罪を背負い、自ら命を絶とうとまで計画していたのです。
▼タイトルに隠された本当の意味とは?

まとめ
以上、ドラマ【テセウスの船】の登場した加藤みきおの叔父と名乗る加藤信也についてお伝えしました。
真相を知れば知るほど、加藤みきおという存在が恐ろしくて仕方がないですね。
自分の犯した罪に対しては全く反省せず、多くの人の人生を巻き込んだにも関わらず自分のことしか考えられないところが異常としか言いようがありません。
最初から事件など起こさずただ純粋に鈴のことを愛し続けていれば、本当に彼のほしかったものが手に入ったかもしれないのに……。
▼加藤みきおについてさらに詳しく知りたい方はこちら!

