ドラマ「ヘブン?ご苦楽レストラン」は同名漫画を原作とした作品です。
舞台はお墓の近くにあるフレンチレストラン!
オーナー黒須加奈子(石原さとみ)によって集められた個性的な5人のスタッフ達と繰り広げられるコメディー作品!
ドラマの最終回結末は原作とほぼ同じ流れで幕を閉じました。
原作ネタバレとともに、ドラマの最終回結末について紹介していきます!
目次
【ヘブン?ご苦楽レストラン】原作からあらすじネタバレ紹介
フレンチレストラン「ロワン・ディシー」はオーナーである黒須加奈子(石原さとみ)の思いつきで始まったお店。
しかも彼女が求めていたのは自分にとっていかに居心地が良いものかどうかということ!
そんなオーナーだとは知らずに集められた5人のスタッフ達!
しかし、おかしなことが次々と明らかになっていくのです……。
まずレストランの場所がお墓の近くであるということ。
そして集められたスタッフのほとんどが、フレンチレストランのサービス経験がない一風変わった個性的メンバーであるということ。
元銀行員、元牛丼屋の店長、元美容師……。
唯一のフレンチレストランサービス経験者の伊賀観(福士蒼汰)も、コミュニケーション能力が低くあまり期待できません。
いったいこのメンバー達だけでどうやって店をオープンしていけばいいのか?
しかもオーナーがオープン前に500人ほどの招待状を出したので、その準備に追われてスタッフ達は大混乱!
しかし、オープン当日は全く一般客が現れません。
それもそのハズ……黒須はオープン日を間違えていたのです!
何もかもが不完全な状態から始まったこのフレンチレストラン。
自分勝手なオーナーと、フレンチレストラン経験者がほとんどいない個性的メンバー達とののてんやわんやの日常が始まろうとしていたのです。
果たしてフレンチレストラン「ロワン・ディシー」の運命はどうなってしまうのか?
【ヘブン?ご苦楽レストラン】原作での見どころ!
この作品はいくつかの様々な小話で構成され、そのひとつひとつのエピソードがさらに物語に深みを与えています。
その中でも特に印象深かった5つのエピソードについて紹介していきます!
エピソード1:客の誕生日サービス問題
ある日予約客から彼女のために誕生日サービスをしてもらいたいという依頼がきます。
そこでオーナーとスタッフ達は客の誕生日サービス問題について話し合うことに!
レストランがお墓に近いこともあり、オーナー曰く客の中には故人を偲んでレストランに来ている人もいるかもしれないので何もしない方がいいとのこと。
一方他のスタッフ達は積極的にやるべきだと賛成派!
結局予約客の依頼どおり、誕生日サービスとしてデザートをスペシャルケーキにすることで話がまとまったのです。
そのお祝いされた女性客は大喜び!
しかしその光景を見ていた他の客も自分も今日誕生日だと言い出し、瞬く間に誕生日を申し出る客でいっぱいに!
店内は誕生日ムードで大盛り上がり!
ひとりの女性客を除いて……。
彼女はなぜか二人分の予約席にひとり暗い雰囲気で座ってたのです。
気になったスタッフが連絡するように声をかけると、レストランのお隣にある葬儀会場の地下いるから電話ができないんだと……。
それを聞いたスタッフは彼女の待ち人は既に亡くなって納骨堂に収められているのだと察するのです。
しかもその女性客は今日が誕生日だというではありませんか。
食後にそれがわかったときには既に店は閉店時間だったためシェフが帰ってしまったので、残りのスタッフ達は仕方なくあるのもでデザートを作りサービスすることに!
ここでハッピーエンドかと思いきや……その後すぐにひとりの大柄な男性が店に入ってきたのです。
どうやら待ち人は生きていたようで、しかも葬儀会場の地下にある納骨堂の水回りの回収作業員だったのです。
この驚愕の事実に落胆するスタッフ一同!
もう客の誕生日サービスなんてこりごりだと思っているスタッフとは裏腹に、オーナーだけは別の考えを持っていました。
そして誕生日サービスが案外金になることがわかったことで、今後も積極的に客の誕生日サービスを継続していくということになるのです。
エピソード2:フレンチレストランでの箸のサービス問題
ある日米寿のお祝いにやってきた客達から箸がほしいと頼まれます。
箸はフレンチレストランにはあまりふさわしくありませんが、客の気持ちを優先し提供することになります。
しかし、その後も注文にないメニューを次々に要求されるように!
お酒、ジュース、烏龍茶、煎茶……コーラまで!
さすがにコーラはお断りするものの、自分たちがどこまで客の要望を受け入れればよいのかわからなくなる事態に。
その後自分たちの店のスタイルが定まっていれば迷うことはないのだと気づくのですが……。
しかし、この店はオーナーの自分勝手な要望を叶えるためにできたような店なので、いまだに店のスタイルは定まることがないのです。
エピソード3:カエルの恩返し?
ある日レストランの外の池でカエルがカラスに突かれているのを発見したスタッフの伊賀(福士蒼汰)。
このレストランは大変わかりにくい場所にあったので、当然伊賀も初めてこの店に来る時は道に迷ってしまいました。
しかし、その時たまたま足元にいた1匹のカエルの後を追いかけたところ、このレストランまでたどり着くことができたのです。
もしかしたらあの時のカエルなのかもしれない!
そう思った伊賀はそのカエルを助けてあげることにしました。
しかし、次の日からありえないことが起こるように!
店に来る客達がおかしなことを言い出すのです。
店に来る前に道に迷ったが、カエルの案内で無事にたどり着くことができたのだと……。
これはもしかしたら伊賀がカエルを助けたことによるカエルの恩返しかもしれない?
その後もそんなありえないことが立て続けに続きましたが、どうもカエルは1匹ではなく複数いる可能性が出てきたのです。
店の横の池を調べてみると、その場所はカエルのナンパ地でこの時期はちょうど繁殖期だったことが判明!
カエルは池へ向かおうとしているときに、たまたま道に迷った客がカエルの後をついてきたため、店に誘導する形になってしまっただけのことだったのです。
エピソード4:レストランウエディングでの悲劇
ある日この店でレストランウエディングが行われることになります。
しかし、指輪交換前にスタッフのひとりが指輪を運んでいる際に、落として新婦の指輪だけ見つからない事態に!
他のスタッフの機転で最初は食事することで、一時なんとかその場を切り抜けることに成功!
食後いよいよ指輪交換が迫り、万事休すかと思いきや指輪を持ってきたのは黒いドレスを身にまとったオーナー!
その姿は偶然にも新郎の元カノと思われる人物にそっくりだったのです。
実は新郎はこの結婚式の前に元カノと会っていました。
しかもその彼女は口論している最中に足を踏み外し、あろうことか崖から落ちて転落してしまったのです。
しかし新郎はずっとそのことを黙っており、オーナーはそのことに気づき新郎に全てを白状させるためにわざと元カノを演じたのでした。
オーナーの思惑通り新郎は怖くなって全てを白状し警察へ行くことに!
ところで消えた新婦の指輪の行方はというと……なんとオーナーが持っていたのです。
遊び半分ではめてすっかりそのことを忘れただけだったのです。
エピソード5:小さなお客さん
スタッフの不注意で店に小さい子供連れのお客がやってきてしまいました。
どうもその子供は連ドラに出演している子役で、近々フレンチレストランでの撮影シーンのためにその雰囲気をつかむために訪れたとのこと。
そのことを知らないオーナーは自分の店に子供が来たことが気に入らず、何とかして追い出そうと企みます。
子供が店内で騒ぐようにすれば追い出させるかもしれない!
そしてあの手この手で子供が騒ぐように仕向けます!
しかし、子供は全く反応しません。
終始礼儀正しく、最後まで上手に料理を食べ終えたのです。
結局子供にとってそのオーナーの振る舞いが反面教師となり、お店で騒ぐことは迷惑行為だと悟ったことで、その後の撮影もスムーズにいったのでした。
【ヘブン?ご苦楽レストラン】原作から最終回結末を予測
ある日「招福堂」という老舗の和菓子屋の社員の者が、このレストランの場所に和風喫茶をやりたいと尋ねてきたのです。
つまり次のテナントの更新時のライバル相手ということに!
このレストランの近くには墓地や葬儀会場があるので、どちらかと言えばフレンチレストランよりも和風喫茶の方がしっくりきます!
しかも招福堂の社員は移転先のおすすめ物件も勧めてくるではありませんか!
一度見学に行ってみると予想以上に良い場所だったのですが、この場所で過ごした数々の思い出が忘れられずオーナー以外はこの場所から離れることに反対!
フレンチレストランに思い入れがあるというわけでなく、この場所に思い入れがあるとのこと。
この場所で店を続けられるのであれば、別にフレンチじゃなくても和風喫茶でも構わないのです。
しかし、それだと一番困るのはオーナー。
オーナーが自分の店をフレンチレストランにしたのは、自分にとって一番居心地が良かったから。
それが和風喫茶になるなら話が変わってきます。
しかもライバルの相手が老舗和菓子屋ともなれば、同じ土俵であっても勝てる見込みはほとんどありません。
最終的にはこれまでこのレストランを引っ張ってきた伊賀に意見を求めることに!
しかし彼が出した答えはこの店は既に役目を終えたのだから諦めるべきたと……。
その直後突然店の真上から落雷が!
店は丸焦げになり、更新日を迎える前に早くも店は急遽閉店することに!
これ以降黒須はオーナーから降りることになります。
残されたスタッフ達は店を続けていくことを決意!
ちょうど長崎にある伊賀の実家は両親がジンバブエに行ってしまったため空き家だったので、そこをロワン・ディシーの新たな移転先にすることになります。
しかし、2年後両親が帰国したのを機に金沢へ再度移転!
しかも店が移転するたびに黒須は遊びにやってくるのでした。
そして何度も何度も移転を繰り返し……40年の月日が!
最後に黒須が訪れたのはバリにあるレストラン。
『Heaven?~ご苦楽レストラン~』#tue22tbs
締りのない最終回だった。全話通しても何を表現したいドラマなのか全然わからなかったけど。全てが中途半端なのが心地よいドラマを狙ったのか?ラストの場面は「距離感」の習熟と確認? pic.twitter.com/Uf0nhdQa0x— |■■) (@pant_moon) September 10, 2019
黒須がこのレストランのサービスマン伊賀に会いに来たところで物語は結末を迎えます。
何もない不安だらけでスタートしたフレンチレストランの結末は、一流レストランという最高のハッピーエンドで幕が閉じられるのです。
まとめ
以上ドラマ「Heaven?ご苦楽レストラン」の原作からのあらすじネタバレ、最終回についての紹介でした。
この作品は何もできなかったスタッフ達が自分勝手なオーナーのおかげで、サービスマンとしてロワンディシーとともに成長を描いた物語。
ドラマは意外と原作に忠実に沿って話が進められていましたが、演出の影響なのか厳しい意見が多くあまり視聴率が取れませんでしたね。
しかし、中には私のように毎週楽しんで見ていた視聴者もいたわけで、そこまで悪い作品ではなかったように思います。
▼視聴率が取れなかった理由はこちら!